こんにちは、スタッフの星野です。

先日、お父さんが還暦を迎えるからと親友がちゃんちゃんこを嬉しそうに購入している姿は微笑ましく、こちらまで嬉しくなりました。

長寿の国と言われている日本でも親の長寿のお祝いができる人はとても幸せですね。

私の両親は共に20代前半で父親を亡くしています。父に関して言えば、30代前半に母親も亡くしました。だから父は義母である祖母を実の母のように大切にしています。

知らない人から見ると祖母と父を本当の親子だと思うそうです。孫の私からみてもそう思うほどです。きっと実の両親にはできなかった親孝行をしているのだな、といつも二人を見てそう思います。

その祖母が米寿のお祝いを迎えた時のこと。子や孫がみんな集まり嬉しかったせいもあり、祖母は何度も同じ話を繰り返し、私の名前を姉と間違えて呼びました。私は言葉には出しませんでしたが、ちょっとうんざり、そしてガッカリしました。

そんな私の表情や態度を父は見逃さなかった。

米寿のお祝いがお開きになり帰る途中、父は姉と私に「こんな言葉がある『子供叱るな来た道だ。老人笑うな行く道だ』」と言ったのです。ハッとしました。

それ以上父は何も言いませんでしたが父の想いが伝わり、猛反省しました。父にとっては唯一の母であり、米寿のお祝いをできたことに本当に感謝していました。

父の両親にも米寿のお祝いをしてあげたかったのだろうなと思うと、、、、。お祝いをしたくてもできない人もいるのだと今更ながら気づき、さらに自分の至らなさを痛感しました。

日常過ごしているとすっかりそんなことも忘れ、電車の中で騒いでいる子供やスーパーのレジで、並んでいる人を気にせずゆっくり行動している老人を見てはイラッとくる私。

そんな時は祖母の米寿のお祝いの時に教えてもらった父のあの言葉を心の中で唱えるようにしています。「米寿のお祝い」は私にとって苦い思い出でもあり、大切なことを学べた機会でした。私の両親が米寿のお祝いを迎える頃には、今より寛大で優しい私になっていたいものです。