こんにちは。スタッフの鈴木です。

朝晩の冷え込みにベッドから出たくない朝が続いています。私は昨年、実家から近いマンションに引っ越し一人暮らしを始めました。寂しがりやなのでさらに寒さが身にしみます。(笑)

寒い日が続くと心配なこともあります。

喜寿のお祝いを迎える父のことです。一昨年の冬に脳梗塞で入院してから体が思うように動かず、性格まで変わってしまったように思います。

私が一人暮らしを始めたこともあり、父と会い話す時間も減ったので余計かもしれません。実家から離れてみて父のことを考える時間が増えました。

もう喜寿のお祝いだなんて、、、時間が経つのはほんと早いです。

 

私は父に相当可愛がられて育ちましたので恐らく100%ファザコンです。(笑)

姉が一人いますが、姉も間違いなくファザコンです。娘二人に怒ったことは皆無と言って良いほど穏やかで優しい父。

父に会ったことのある友人たちはみんな口を揃えて「背も高くて素敵なお父さんだね!」と褒めてくれるので姉と私には自慢の父です。

そんな父が来年は喜寿のお祝いを迎えます。最近の父はめっきり家から出なくなり、常にイライラしているようでどうしたものかと母と二人で悩むこともあります。

大好きな父が変わってゆく姿を見るのは娘としても辛い時があります。自慢の父だっただけに「昔はこんなじゃなかった」とか。

先日父と母と食事に行った時、ご機嫌だった父に「どうしてそんなにイライラするようになったの?何か不満があるの?」とぶつけてみました。

父は「体の自由がきかない自分にイライラする。つい家族にも他人にもちょっとしたことでイライラして言ってはいけないと思いながらも文句を言ってしまう。」と、言ってしまった後に後悔していることを知りました。

私はつい言い返したり冷たい態度をとっていましたので心の中でごめんね、、と謝りました。でも言葉に出して謝れませんでした。

もう喜寿ということは77歳、そして脳梗塞も経験した父です。それなのに「カッコイイ自慢の父」でいることを求めていた自分に気づきました。

父は杖を使いますが自分で歩けるし、自分のことは自分でできます。それがどんなに有難いことか。わかっているつもりで全くわかっていなかったんですね。

喜寿のお祝いをできることがいかに幸せなことか。

改めて喜寿を迎える父に感謝したいと思えました。そして周りで助けてくれる母、何かあれば飛んできてくれるご近所のみなさんにも感謝の気持ちでいっぱいです。

来年の父の喜寿のお祝いは父が一番幸せを感じると思うことをしたいと思っています。父は家族団欒の時間を何より大切にしています。

特になかなか会えない姉と甥っ子と一緒に過ごしたいようです。言葉に出して感謝の気持ちを伝えるのはお互い照れくさく苦手なので喜寿のお祝いには家族水入らずで父が喜ぶ時間を過ごして感謝の気持ちを伝えたいです。

父にも母にももっともっと長生きしてもらって喜寿、傘寿、米寿、卒寿、白寿とお祝いを続けたいです。

お父さん、お母さん、元気に長生きしてください!