「米寿」の由来や風習は?贈り物は何色?

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「米寿」の由来や風習は?贈り物は何色?

公開日:2016年12月18日
最終更新日:2023年3月24日

お誕生日新聞 米寿「記念日セット」

80年前の新聞セット。米寿「記念日セット」

 

米寿の由来

米寿は、「賀寿」と呼ばれる長寿祝いの1つで、88歳のお祝いのことを言います。
還暦を過ぎるとたくさんの長寿祝いがありますが、その中でも米寿は、日本人ととても深い関わりをもっているお祝いです。

米」という漢字を分解すると、縦に「八十八」と読むことができます。
そのため88歳を「米寿」と呼ぶようになったのですが、8という数字は、古来より日本人にとって特別な数字です。
数字の8を漢字で表すと「八」となり、着物の裾が開いた形を連想させることから、「末広がり」と言って、古くから大変縁起が良い数字だとされてきました。

例えば、日本の古い書物である古事記や日本書紀には、八という数字が含まれる呼称がたくさん登場しますし、日本神話に登場する三種の神器には、どれも八の字が含まれています。
また、7世紀後半~8世紀頃の天皇のお墓は八角形をしており、神社のお堂などにも八角形が用いられています。

お米

歴史を振り返ってみると、8という数字に対する考え方は、日本人の思想体系の一部だと言えるのかもしれませんね。
そのような縁起が良い数字が2つ重なっているため、米寿も大変縁起が良い歳とされ、長寿祝いの中でも特に盛大にお祝いする地域が多くあります。

また米寿は、日本の米文化とも深い関わりがあります。
中国からお米が伝来してのち、日本は「瑞穂(みずみずしい稲穂のこと)の国」と呼ばれていました。
現代でもお米は日本人の生活にとって欠かせない食べ物です。
そのため、米という字に表せる88の歳は非常にめでたいとされ、米寿のことを「米(よね)の祝い」と呼ぶこともあります

また、米寿のお祝いにはお米にちなんだ物や、稲穂の色を連想させる金色・黄色・金茶色の物が贈られます。

 

 

米寿の風習

米寿のお祝いは、古くは、米寿を迎える方がお客様を招いて行われました。

その際、寿福にあやかるよう、招いた人々に斗掻(とかき)や火吹竹(ひふきだけ)を贈ったそうです。
斗掻とは、枡でお米を量る際に、枡の表面に盛り上がったお米を平らにならすための棒のことで、火吹竹とは、お米を炊く際に火をおこすための道具です。米寿がよねの祝いであることから、お米にちなんだものが贈られたのでしょう。

現在では、米寿を迎える方が招待するのではなく、ご本人の身近な人たちがお祝いの会を開くことが一般的です。
その際は、金色や黄色、金茶色のちゃんちゃんこや扇子、座布団などを贈ります。

また、米寿のお祝いは、地方によって様々な風習があります。
還暦のお祝いに赤いちゃんちゃんこを贈る風習が一般的ですが、北海道地方では、米寿のお祝いの際に赤いちゃんちゃんこを贈ります。
また東北地方では、子どもが青い座布団を贈る風習があります。

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黄色い花

関東地方でも米寿を盛大に祝うことが多く、特に栃木県では米寿のことを「はちぼこ祝い」と言い、お赤飯を炊き、餅をついてお祝いをするそうです。
そのほか、九州の福岡県南部では、米寿を「升掻き祝い」や「尺祝い」とも呼び、ものさしや餅を配る風習があります。
沖縄県では米寿を「とーかちすーじ」と言い、88歳になる年の8月8日に「るくーじゅ」という料理を食べてお祝いをします。
とーかちとは、斗掻のこと。また、るくーじゅは薄く切った豆腐を揚げたもので、「2枚で120歳まで長生きする」という意味の、大変縁起が良い食べ物だそうです。

最近では、金色や黄色、金茶色などの色にこだわらず、米寿を迎える方の趣味や嗜好に合わせて工夫を凝らしたプレゼントを贈ることも増えています。
色や贈り物については、特に決まりごとがあるわけではないため、住んでいる地域の風習も参考にしながら、ご本人が喜ぶ米寿のお祝いにしていただければと思います。

 

 

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