札幌の観光名所の一つ「赤れんが庁舎」
創建は1888年(明治21年)で、北海道庁の庁舎として利用されていた歴史的建造物です。
2025年まで 大規模改修工事中です
赤いレンガと緑色の屋根のコントラストが美しい洋風建築は、観光客にも人気の写真スポットでした。
2022年から大規模な改修工事に入り、残念ながら現在は庁舎がプリントされたシートで覆われています。
実物大の庁舎がプリントされているとはいえ、やっぱり実物とは違うもの。
「改修工事中とは知らずに来てしまってがっかり・・・」なんてことにならないように、これから札幌旅行を計画の方はお気を付けください。
2024年春まで限定!今しか見られない貴重な屋根
今は工事中でちょっと残念な赤れんが庁舎ですが、それでも楽しめる場所があるんです。それは庁舎に隣接して作られた 仮設見学施設。
なんとここには、赤れんが庁舎の一番上に載っていた 八角塔の屋根(実物)が置かれていて、改修の様子が公開されています。
緑色のこの屋根。
実は塗料でペイントされたものではなく、屋根の銅板が長い間雨風にさらされて、緑色に変色したものなんだそう。
もともとはピカピカの銅の色だったようです。
写真は横から見た八角塔ですが、見学施設は3階建てになっていて、普段は近づくことができない屋根を、上からも見下ろすことができます。
高いところが苦手な人は足がすくむくらい、なかなかの迫力ですよ。
他にも見どころ盛りだくさん
その他にも、赤れんが庁舎の歴史がわかる展示や、庁舎の外観やレトロ感漂う室内を3D映像で記録したもの、八角塔の屋根の切り離し工事の映像など、施設はコンパクトながら、見ごたえ十分。
明治時代に描かれた庁舎の外観図も、緻密できれいです。
さらに3階の窓のからは、工事中の赤れんが庁舎が間近に見え、工事の様子が見学できるようになっています。
リニューアルオープンは2025年の予定
八角塔の屋根は、新しい銅板でふき替えられ、庁舎のてっぺんに戻されます。そのため、仮設見学施設の公開は2024年5月上旬まで(予定)。
そのあとも工事は続き、リニューアルオープンはまだ少し先の2025年。
その時はピカピカの赤褐色の屋根になった、新しい赤れんが庁舎がお目見えします。
そして屋根の色はだんだん変わっていき、10数年たったころには、また緑色になるそう。
リニューアル後に訪れる機会があったら、ぜひ屋根の色にも注目してみてくださいね。
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