こんにちは、スタッフの鈴木です。

最近ニュースでもお年寄りの運転による交通事故のニュースや認知症の話題をよく目にします。私の両親も70歳を過ぎて接触事故を起こしたことをきっかけに車を売却し運転を止めました。

二人にとっては「まだ自分は大丈夫」と思っていたでしょうし、自分が高齢になったのだと実感させられる出来事であり、辛かったと思います。でも私や姉にとっては賢明な判断だったと両親を誇りに思います。

高齢化社会が進む日本でも認知症も他人事ではありません。最近、母のお姉さんも軽い認知症と判断されました。

あんなに色々な所に出かけ若々しかった伯母がまさか、、。母から聞いた時はとても驚きました。そんな時にTVの特集で見かけたのが、昔のことを思い出したり話すことで脳が活性化するという話題でした。

認知症の進行遅らせることにも期待できるそうです。さっそく母にその話をして「過去の新聞」を伯母にプレゼントしてみたらどうかと提案しました。「過去の新聞」は昔を思い出すのにはもってこいです。

記事から話題を探してもよいし、TV欄で好きだった番組を話してもよいし、人それぞれの読み方ができます。

母が伯母の家に泊まりに行くことになっているのでその時に「過去の新聞」を二人で読みながらあの時はどうだったとか、姉妹の思い出を楽しく語れたら伯母も喜んでくれるかもしれません。少しでも脳によい影響があればさらに嬉しいです。

「過去の新聞」の中で伯母にどの日を贈るか悩むのも贈る側の楽しみです。やはり最初は伯母の誕生日の新聞でしょうか。

結婚して母たち家族と住まいが別になった日というのも良いかもしれません。伯母が結婚したときに妹の母や家族はどう思っていたか、やっぱり寂しかったとか・・・。話題はきっと尽きませんね。

また、過去の新聞は1度ではなく継続して贈れるのもとても良い点だと思います。

誕生日の次は七五三、小学校入学、成人式、結婚式と人生の節目節目を過去の新聞で辿ることはすごく面白いことだと思います。

人はみな辛いときも嬉しいときもあって、そんな経験を過去の新聞を通して思い出しながら語れたら楽しいですね。

過去の新聞は認知症の人たちに限らず、どんな人に贈っても喜ばれるプレゼントかもしれません。

過去の新聞は一人で読んでも、数人で読んでも楽しめます。たった1日の新聞でもそこから広がる話題は無限大です。そして過去の新聞は読むだけで色々な過去の出来事や感情を思い出すことができそうです。

悔しかった経験や感謝の気持ち、思い描いていた夢など。そんなことを思い出せたらまた明日から1日1日を大切にしようと思える気さえします。

ちょっと大袈裟でしょうか(笑)でも多少なりとも自分を顧みる良い機会になると私は思います。

付き合いが長い友達の誕生日には何を贈ろうか、今までいろいろ贈っているので悩んだあげく、結局、食べ物になってしまうことが多かったので「過去の新聞」を活用してみようと思います。