こんにちは、スタッフの鈴木です。

今日は親友のお子さんとお父さまの「古希のお祝い」にまつわるエピソードがちょっと心温まるものだったのでご紹介します。

親友のお父様も私の父と同じように脳梗塞を患いました。

親友の話を聞くとうちと同じで体が辛かったり、痺れや後遺症が残る自分を他人に見られたくないという気持ちから外出することを嫌がるようになったそうです。

親友のお父様はこれから古希のお祝いを迎える、まだまだ見た目も若い方です。

親友やお母様も家にこもるには早すぎる、とお父様を心配し買い物や散歩をしようと何度も誘ったのですが「俺は行かない!」と頑なに断られ、親友もほとほと困り果ててしまい、つい小学生の息子さんに愚痴をこぼしたそうです。

すると、その息子さんがお父様を外に散歩に連れ出してくれるようになり、親友とお母様は一安心。

家族みんな喜んでいるとのこと。私はいくら孫の頼みでもどうしてお父様があんなに嫌がっていた散歩をするようになったのかものすごく気になりました。

親友に矢継ぎ早に「え、どうして、どうしたら散歩してくれるようになるの?何したの?」と聞きました。

親友から聞いた答えは、自分の趣味とおじいちゃんの古希のお祝いもうまく利用した、息子さんさすが!と思うものでした。

息子さんはその頃ちょうど親友の携帯でポケモンゴーをするようになり、いろいろなところに行ってキャラを集めたがっていたそうです。

まず息子さんはお父様の携帯にもポケモンゴーをダウンロード、ゲームのやり方を説明。

そして家の目の前にある公園で二人でいくつかのキャラをゲットしました。お父様はすぐにポケモンゴーに興味を示し、孫と一緒に楽しんだそうです。

そうなると息子さんはお父様とどちらが多くキャラを集められるか勝負したくなり、それから近所のいろいろなところに二人で出かけては集めたキャラ数を競うようになったそうです。

そしてこれからやってくるお父様の古希のお祝いにはお孫さんと二人でキャラ集めの旅をプレゼントしようと計画中だそうです。

お父様も今から古希のお祝いを楽しみにしているそうで、まったく嫌がらず孫と散歩に出かけてはキャラをゲットしてくるそうで親友もご家族も息子さんに感謝しています。

自分のやりたいゲームも出来て、おじいちゃんを外に連れ出すことにも成功、一石二鳥のとっても賢い方法だなと思いました。

ゲームを二人で楽しむのはもちろん、古希のお祝いに二人ポケモンゴーの旅という楽しみも作ってあげて、ほんと感心させられました。

賢いだけではなく優しい息子さんを持った親友は幸せですね。親友もとても優しいのできっと似たんですね!

「古希のお祝い」自体をまだ知らなかった息子さんに長寿のお祝いや古希のお祝いについて教えてアドバイスしたのは親友だそうです。

思わぬことで古希のお祝いのプレゼントを何にするか決まったのですが、こういう出来事を聞くと家族って良いなぁとつくづく感じます。

そしていろいろ賛否はありますがポケモンゴーのようなゲームの存在価値も感じることができました。

ちなみに集めたキャラの数は息子さんの方が圧倒的に多いそうです!