七五三は、神社やお寺にお参りし、子どもの成長を感謝し、健康と長寿を願う年中行事です。
一般的に、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳 にお参りをします。
(男の子は5歳のみとする場合もあります )
江戸時代までは旧暦の11月15日に、数え年の年齢で行っていましたが、現在では新暦の11月15日となり、年齢も、満年齢・数え年どちらでもよいとされています。
ただ、その日に合わせてのお参りは、ご家族の都合もあり、なかなか難しいので、11月15日にこだわらず、前後の土日など、11月中にお参りする場合が多いようです。
七五三の定番「千歳飴」
七五三に欠かせない「千歳飴」も長寿を願う縁起物です。
伝統的な千歳飴は、砂糖と水あめから作られていて、色付けされた紅白の2本セットが基本。長さは1m以内と決められているようですが、多くの商品は15㎝程度です。
今では、ミルク味やイチゴ味のほか、みどりや青のカラフルなもの。金太郎飴方式で「祝」や「寿」の文字が入ったものなど、さまざまな種類が登場しています。
千歳飴の袋にもご注目!
千歳飴を入れる袋には、長寿を願うシーンでよく登場する言葉、「鶴は千年、亀は万年」にちなんで「鶴」や「亀」、そのほか「松竹梅」などの縁起物が描かれます。
花札の絵のような、昔ながらの色鮮やかな絵柄から、現代風にかわいらしくアレンジされたものまで、デザインはさまざまですが、モチーフにはやはり「鶴」や「亀」などの縁起物が多く使われます。
「子どもの長寿を願う」気持ちがこれでもかと詰め込まれていますね。
長~い千歳飴の食べ方
多くの千歳飴は15㎝くらいですが、それでも細長い飴は食べづらいもの。
長さは「長生き」にかけているので、折ったり砕いたりしないで、長いまま食べるのが正式とする説もありますが、小さく分割した方がお子さまも食べやすく、危なくありません。
千歳飴は叩いて割ると、破片が飛び散ったり、尖った形に割れたりするので、電子レンジで少し温めて、柔らかくしてから切ると安全です。
※10秒ずつ、様子を見ながら加熱してください。やりすぎるとドロドロになってしまいます!
最近では、最初から切りやすいように、なんと「柔らかい千歳飴」も売られています。すごいですね。
余った千歳飴の利用方法
小さく切ったものの、それでもなかなか食べきれない。
そんな場合は、ホットミルクやコーヒーに混ぜて飲むのがおすすめです。
コクのある甘さが追加されて、甘くておいしい飲み物になりますよ。
また、砂糖と水あめからできている伝統的な千歳飴の場合は、煮物など、甘じょっぱい味付けの甘みとしても利用できます。
ただし料理に使う場合は、乳成分を含むミルキーな千歳飴は使わないように、成分をしっかりチェックしてくださいね。
縁起物の千歳飴、お子さまの健康長寿を願ってしっかり食べきりましょう!
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