こんにちは、店長の鈴木です。
皆さん、新聞紙のサイズてご存じでしょうか?
日本の新聞は、「ブランケット判」と呼ばれるサイズが採用されております。
聞きなれない言葉ですが、サイズで言うと40.6cm×54.5cmになります。
ブランケット判は特注サイズなので…いわゆる「A2」や「B1」サイズとは規格が異なります。
新聞に特注のブランケット判が使われている理由とは?
何か深い訳があるの…?
このページでは、新聞のサイズ『ブランケット判』についてご紹介します。
ブランケット判の歴史は100年以上前!
新聞の大きさである「ブランケット判」。
その歴史は長く、明治時代の中期(1890年)に朝日新聞がフランスからブランケット判の高速輪転機を導入したのがはじまりと言われています。
この高速輪転機は当時ものすごく性能が良かったようで、当時使っていた輪転機の20倍早く印刷できたそうです。
ちなみに1890年といえば、日本ではじめて衆議院議員総選挙が行われ、大日本帝国憲法が施行された激動の年。
情報も急速に行き交う時代が幕開けし、高速輪転機が急速に普及していったのですね。
そして今日に至るまで、サイズを変更することなく100年以上も同じ大きさの新聞を供給し続けたのです。
で、どうしてブランケット判が採用されたかと言うと、
新聞各社がブランケット判の輪転機を採用したこと
が一番の理由といえるようです。
100年の間に何台もの輪転機が交換されたと思いますが…
サイズが変わらなかったのはある意味すごいことかもしれませんね。
ブランケット判は読みづらい?
ブランケット判は面が大きいので、新聞を広げて全体を総覧できるのが便利ですね。
ただ通勤中の電車など、混雑した場所で読むには・・・ちょっと不便に感じることもあります。
とくに若年層を中心に”新聞離れ”が進んで久しい今日。
タブレットやスマホで時事ネタを読むことが日常化している世代にとって、ブランケット判はさらに不便に感じるかもしれません。
「なんでこんなにデカいんだよ。。。」っと。
一方で、ブランケット判に親しみを持っているのはご年配の方。
何十年もブランケット判に親しんでいるので、一心同体(?)のように感じている方が多いのも事実。
そうですよね。
ブランケット判は100年以上の歴史がありますからね。
3世代、4世代に渡り愛されるサイズといえるでしょう。
歴史に、乾杯です。
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