梅雨の季節、蒸し暑くて嫌になりますよね。
一般的に快適に過ごせる湿度は40~60%と言われていますが、部屋の湿度が80%を超えることも珍しくありません。

 

■ 梅雨の湿度を不快に感じる理由

それは空気に含まれる水分量が多いからです。

水分量が多いから湿度が高いわけで、そんなの当然といえば当然なのですが、気温20℃での湿度80%と、気温28℃での湿度80%では、まったく感じ方が違いますよね。

気温が高いほど、空気は水分を多く取り込むことができます。

例えば気温20℃で湿度80%の場合、1㎥の空気中に含まれる水分は約14gですが、気温が28℃になると、同じ湿度80%でも水分は約22gと8gも多くなります。

梅雨の季節、気温が高いので余計に空気中の水分が多くなって、じっとりするんですね。

 

■ どのくらいの水分を取り除いたらいい?

なんとか湿度を60%に下げたい!

ここに、「室温28℃、湿度80%の8畳くらいの部屋 」があるとします。
いったい空気中からどのくらいの水を取り除いたら、湿度が60%に下がるでしょうか?

答えは 約170g(注)

一般的なサイズの紙コップになみなみ注ぐと200ccくらい入るので、だいたい紙コップ1杯くらいの量です。

結構な量ではないでしょうか?
そして、この量を除湿できたとしても、湿度60%をキープするのはなかなか大変。

ドアを開けると、外からはまたジメジメした空気が入ってきます。
お湯を沸かしたり、調理したり、洗濯ものを干したり、人の活動で水分は増えていって、あっと言う間に80%に逆戻り。

湿度60%をキープするには、かなりの水分を取り続けないといけないようです。
簡易な除湿剤では太刀打ちできなさそうですね。

注:部屋の広さは3.6m四方、天井まで2.4mで換算、水分量は小数点以下四捨五入しています

 

■ 快適に過ごすための除湿方法

1.エアコンをつける

エアコンの「除湿」機能が有効ですが、「冷房」でも、空気を冷やす過程で必ず空気中の水分が水滴になって排出されるそうです。

湿度も下げたいけど、暑くてたまらない!という時は、「冷房」を使ってもOKです。

 

2.なんといっても除湿器

おもしろいほど除湿できます。
エアコンがない私の家では大活躍。
除湿された水が目に見える形で溜まっていくので、こんなに取れたんだ~という達成感もあります。

最初に購入費用がかかってしまいますが、効果は絶大なので、湿気でお悩みの方はぜひご検討ください。

 

3.凍らせたペットボトルを置く

こちらはお金をかけずに、気軽にできる方法です。
水を入れたペットボトルを凍らせて、室内に置くだけ。

氷の入った冷たい飲み物を飲むとき、グラスの表面に水滴がつきますよね。
それと同じで、冷たいペットボトルの表面には水滴がついてきます。
これは空気が冷やされて、空気中の水分が水滴になったもの。
この水を集めて捨てると、湿度は下がります。

ペットボトルを何本も用意しないと即効性はないかもしれませんが、電気代がかからないので気軽にできます。

ペットボトルの表面についた水滴は、タオルなどで拭くと、タオルから空気中へ水分が戻ってしまうので、受け皿などを置いて水滴をためて、排水口に捨ててくださいね。

 

湿度が高いとカビが生える原因にもなります。
クローゼットや押し入れ、引き出しの中、棚の中など、狭い空間は除湿剤でも有効かと思いますので、私を含め湿気でお悩みの方、工夫して梅雨の時期を乗り切りましょう~。

 

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