金婚式のプレゼントに両親が喜ぶプレゼント10選!由来や風習もご紹介!
最終更新日:2022年12月27日
結婚50周年を祝う結婚記念日、金婚式(きんこんしき)。
決して平坦ではなかった人生の荒波をお二人で乗り越えてこそ迎える特別な記念日。
激動の時代の中育ててくれた感謝の気持ちを伝える、絶好の親孝行のチャンスです。大切なご両親のために家族でお祝いしましょう!
ここでは金婚式に喜ばれるプレゼント10選、金婚式の由来や風習などをご紹介します。
こちらのページはマナー講師の松原奈緒美先生に監修いただきました。
目 次
金婚式の由来
金婚式とは、結婚50年目を祝う、結婚記念日の名称の1つです。
結婚記念日を祝う風習がはじまったのはヨーロッパで、日本へと伝わったのは明治の頃だといわれています。
もともと「家」同士のつながりを重んじる文化があった日本では、夫婦二人の記念日が祝われることはありませんでした。
しかし、1894年(明治27年)、当時の天皇が「大婚二十五年祝典」として銀婚式を盛大に祝ったことをきっかけに、民衆の間でも結婚記念日を祝う習慣が一般的になりました。
当時有名になったのは銀婚式でしたが、銀婚式の2倍である50年目の金婚式も、人生の節目のお祝いとして、銀婚式とともに広まっていったようです。
結婚記念日には、それぞれに夫婦の関係を表す意味があります。
金婚式は、光り輝く黄金(金色)のような豊かな関係を表し、二人で過ごしてきた長い年月を尊いものと考える意味が込められています。
50年といえば、半世紀。本当に長い年月を、一緒に添い遂げてこられたことになります。
金婚式を迎えられるという事は、まさしく美しい黄金の輝きのように、大変価値があることです。
ふたりで積み重ねてきた長い年月に、そして、お互いが一緒にいるための努力を怠らなかったことに、尊敬の意も込めて、ぜひ盛大に金婚式を祝っていただければと思います。
日本で広く知られているのは結婚25年目の銀婚式と50年目の金婚式ですが、年数ごとに名称がつけられた記念日があります。
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金婚式の風習
25年目の銀婚式以前にも記念日はあるのですが、銀婚式以降は「宝石」をシンボルとする名称がつけられています。
結婚記念日が生まれたイギリスをはじめするヨーロッパでは、銀婚式以降、それぞれの記念日にちなんだ宝石を夫婦で贈り合う風習があります。
そのため金婚式では、ゴールドのアクセサリーを贈るのが一般的ですが、金を用いた食器類をラッピングしてプレゼントする場合もあるそうです。
日本でも海外の風習に倣い、ゴールドのアクセサリーやお互いの名前を刻んだ金の杯、金の刺しゅうを施したアイテムをプレゼントし合う風習があります。
また日本では、結婚50年目の金婚式を人生の節目として、家族や親戚、親しい人たちなどと一緒に盛大に祝う方が多くいらっしゃいます。
子供たちや孫が中心となって家族がお祝いの会を開くなどするとよいですね。
例えば50年前、式を挙げた2人の思い出の結婚式場を貸し切って、豪勢な食事会を開いたり、ご家族そろっての旅行を計画されたりする方も多いようです。金婚式祝いをきっかけにご家族皆さまが集まれることはとても幸せなことですね。
金婚式に喜ばれる人気のおすすめプレゼント10選
結婚50年目を迎えたご両親(夫婦)には、いつもよりも豪華で素敵なプレゼントを贈って祝福の気持ちを表しましょう。
ここでは金婚式のお祝いにぴったりなプレゼント10選をご紹介します。ぜひ、参考にしていただければと思います。
1、花束・お花
お祝いする人の好みに合うプレゼントが思い浮かばずに困っている人は、大定番のお花を選んでみてはいかがでしょうか。
お祝いされる夫婦の好きな花や、「感謝」「愛情」などを花言葉に持つ花を選ぶといいでしょう。
それぞれの花言葉をもつお花をご紹介します。
・愛情…赤いバラ、ブルースター、マーガレット
・感謝…ピンクのバラ、ピンクのガーベラ、カスミソウ、フリージア
また、最近は、花束だけではなく、長持ちするプリザーブドフラワーも人気があるので、いろいろ比べてみてはいかがでしょうか。
予算は5,000~1万円程度を考えておくと、華やかな花束ができあがるでしょう。
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2、ペア商品(ペアグラスなど)
定番ですが夫婦おそろいで使えるペア商品も金婚式のお祝いに人気でおすすめです。ペアのマグカップ、夫婦箸や夫婦茶碗などの場合、毎日使ってもらうことができるプレゼントです。
お酒が好きなお二人であれば、ワイングラスやビールグラスがぴったりです。
また、高級感のあるものを選びたいと考えている人には、江戸切子がおすすめ。
繊細なガラス細工製品の江戸切子からは高級感を感じられるでしょう。
名前を入れてくれるサービスもあるのでぜひ利用してみてください。
予算はひとつ3千円~1万円程度です。
3、旅行券・温泉旅行
夫婦水入らずで旅行を楽しんでもらえるように、旅行券を贈ってみてはいかがでしょうか。
大手旅行会社では、その会社で使える旅行券を販売しているので、予算に合わせて購入してみるといいでしょう。
たいていの旅館・ホテルは1人1泊1万円以上するため、2~3万円を最低予算として見ておくことをおすすめします。
兄弟・姉妹や親せきで一緒に旅行券を贈ると、豪華な旅行をプレゼントできるでしょう。
また、家族みんなで旅行を企画するのも名案です。その場合は、お祝いされる人の旅費はこちらで負担するのが一般的です。
4、食事・レストラン
レストランでお祝いの席を設けるご家族も少なくはありません。料理の準備の手間がかからず、高級感を演出できるのでおすすめです。
料理は、お祝いされるご本人の好みや体調、ご希望に合わせて日本料理、中国料理やフランス料理などを選ばれるご家庭も多くいらっしゃいます。
ご自宅からの距離や交通手段などもあわせて考慮し、無理のない場所を選びましょう。
5、名入れ商品
金婚式などの節目のお祝いには、オーダーメイドで名前や日付の入った特別感のある贈り物がおすすめです。
名入れ商品の中でも少し変わったユニークな商品「お誕生日新聞」をご存じですか?
お誕生日新聞とは誕生日や記念日に発行された新聞がギフトになった商品です。
結婚式当日や入籍日の新聞を取り寄せて、家族全員で当時の思い出を懐かしんでみてはいかがでしょうか。
過去の新聞記事や広告、テレビ欄などで懐かしい記憶が蘇り、思い出話に花が咲き、きっと素晴らしいひと時を過ごせるでしょう。
金婚式記念日セットなら、今までの結婚記念日に発行された新聞(一面・テレビ面など)の50ページ分を1冊の名入れ製本に仕立て、豪華な桐箱に入った状態で届きます。
金婚式(50周年)祝いのプレゼントに!人気商品ランキング >
6、お酒
お祝い品の定番として根強い人気の「お酒」。お酒好きの方であれば、大変喜ばれることでしょう。
2人が結婚した年のワインを贈るのも素敵ですね。
お酒と一緒にグラスをセットにして送ったり、またお酒のラベルに名入れが出来るものもおすすめです。
ただし、金婚式を迎える年頃は、健康にも気を遣う年代ですので、夫婦の健康状態や体調を考慮して選びましょう。
7、色紙・メッセージカード
シンプルでありながらも気持ちのこもった手作りのメッセージカードも、お祝いされる側から喜ばれるプレゼントです。
お孫さんにおじいちゃんおばあちゃんの似顔絵と一緒にメッセージを書いてもらうのもいいですし、子どもたちも参加して色紙にみんなで寄せ書きし合うのもいいでしょう。
おしゃれなカードを使ったり、色紙に飾り付けたりすればプレゼントらしくなります。
結婚記念日に喜ばれるメッセージ文例集 >
8、カタログギフト
趣味や好みがわからない夫婦にプレゼントを贈る際は、カタログギフトが人気です。
さまざまな品目の中から好きなものを選んでもらえるため、まず失敗はないでしょう。
予算やテーマに合わせてカタログギフトをチョイスすることをおすすめします。最近は、グルメギフトや体験ギフトなどテーマが分かれたカタログもありますよ。
3,000円程度のカタログから、2万円以上のカタログまで種類も豊富です。
9、フォトアルバム・フォトフレーム
これまで歩んできたお二人の歴史をまとめたフォトアルバムをオーダーしたり、ご家族みんなの写真をフォトフレーム入れて贈るのもおすすめです。
これまでの写真を一つにまとめたフォトアルバムは、節目となるお祝いにこれまでの人生を振り返る事ができご家族の会話もはずむ事でしょう。
また、フォトフレームはみんなが集まるリビングに飾っていつでも楽しむ事ができます。
9、時計・腕時計
「これからも仲良く2人の時間を楽しんで欲しい」という思いを込めて時計をプレゼントも人気です。
お二人が好みのデザインのペアの腕時計を選ぶのも良いですね。
腕時計を普段されないお二人の場合は、リビングや寝室などの部屋に飾れる掛け時計や置き時計もおすすめです。
金婚式を祝うポイント
節目のお祝いである金婚式。せっかくお祝いするなら喜んで欲しいですよね。
金婚式の相場やポイントを、ご紹介いたします。
プレゼントの相場は?
両親の結婚記念日のプレゼント相場は約1万円前後ですが、節目の金婚式は3~5万円程度で考える人も少なくありません。
兄弟姉妹がいるなら、予算を決めて何を贈るかを決めておきましょう。
プレゼント選びで避けた方がいいものは?
心がこもった贈り物であれば、何でも喜んでもらえるでしょうが、「死」を連想させるくし(苦・死)やハンカチ(手布→てぎれ→別れを連想する)は縁起が悪くタブーとされるため避けてください。
また包丁は縁を切ることを連想させるため、お祝いの品として贈るのは避けた方がいいでしょう。
プレゼントに熨斗(のし)はつける?
かしこまった贈り物の場合は熨斗を付ける事をお勧めします。
礼儀として「のし」を付けること自体が重要であるため、どちらにすべきといった決まりごとはありませんが、悩まれた際は以下をご参考ください。
「内のし」・・・意図を控えめに表現したい場合。のし紙が汚れないようにしたい場合。
「外のし」・・・意図を明確に伝えたい場合
なお、水引は蝶結び(花結び)で、上書きは「金婚式御祝」「祝金婚式」などとしましょう。
また、贈る相手と親密な間柄であるならば、形式にこだわらず、リボンやラッピングをかけて贈っても問題ありません。
ただし、のし紙をかける場合は、リボンはつけないようにしましょう。
金婚式のプレゼントに添えるメッセージ例
プレゼントだけではなく、日頃の感謝の思い、これからも2人仲良く長生きしてほしいという想いを込めたメッセージカードや手紙、寄せ書きを一緒にプレゼントすると素敵です。
いくつか文例をご紹介いたしますので、メッセージカードを作成する際の参考としてみてください。
『お父さん お母さん 金婚式おめでとうございます
この先もお二人仲良く結婚記念日を迎えられることを願っています
○○年○月○日子ども・孫一同より』
『お父さん お母さん 結婚記念日おめでとうございます
いつまでも仲良く 私たち夫婦のよきお手本でいてください』
『ご結婚50年心からお祝い申しあげます
お二人の道のりのあとを私たちもたどっていけたらと願っております
末ながくお元気でお暮らしくださいますようお祈りいたします』
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当時の紙面から伝わるおじいちゃん、おばあちゃんが生きてきた時代。
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コミュニケーションマナー講師
EXSIA代表 松原奈緒美
マナー・コミュニケーション領域の専門家。研修や講演の年間登壇150本。これまでの受講者延べ人数は35,000名を超える。NPO法人日本サービスマナー協会 ゼネラルマネージャー講師としてプロ講師の育成も行う。著書に「新しい生活様式・働き方対応ビジネスマナー100」新日本法規出版がある。メディアでも活躍。テレビ、雑誌、ウェブ媒体などにも多数出演する。
Web:EXSIA(エクシア)
YouTube:EXSIA 松原奈緒美