白寿(はくじゅ)とは?基礎知識とお祝いマナー、人気のプレゼントをご紹介
最終更新日:2026年7月15日

99歳の長寿祝いを「白寿(はくじゅ)」と呼びます。
60歳の還暦からはじまり、古稀、喜寿、傘寿、米寿、卒寿…と、平均寿命を超え、100歳の百寿まであと一歩のところまで近づいた白寿は、大変おめでたいお祝いといえるでしょう。
これまでの感謝と労いの気持ちを込めて、祖父母、またはご両親のためにきちんとしたお祝いの席をもうけたいものですね。
今回は白寿の基礎知識からお祝いマナー、人気のプレゼントまでを紹介します。
高齢の方の体調や生活環境への配慮を最優先に、家族みんなが安心して心に残る一日を作るヒントとしてご活用ください。
こちらのページはマナー講師の松原奈緒美先生に監修いただきました。
目 次
白寿の由来と意味

白寿(はくじゅ)は、99歳を迎えた方の長寿を祝う節目のお祝いです。
その名前の由来は、「百」という漢字から「一」を取ると「白」になることにあります。
これは「100-1=99」という考え方を表しており、100歳を祝う「百寿」の一歩手前にあたる99歳を祝福する意味が込められています。
白寿は、中国から伝わった還暦や古希などの長寿祝いとは異なり、日本で生まれた長寿祝いとされています。
長寿祝いの風習自体は室町時代頃に始まり、江戸時代に庶民へ広く定着したといわれています。しかし、かつては99歳まで長生きすること自体が非常に珍しかったため、白寿を迎えられる人はごくわずかでした。そのため、白寿はおめでたい節目として大切に受け継がれてきました。
白寿は、単に99歳という年齢を祝うだけではありません。これまで積み重ねてきた人生や家族との思い出に感謝し、これからも健やかで穏やかな毎日を過ごしてほしいという願いを伝える大切な機会です。
食事会や記念品の贈呈など、形式にとらわれる必要はなく、ご本人が無理なく楽しめる方法でお祝いすることが、何より心に残る白寿のお祝いにつながります。
2026年に白寿を迎えられる方は?

長寿祝いの数え方には満年齢を基準としたものと、数え年を基準にしたものの2つがあります。
満年齢とは生まれた年を0年(0歳)とし、現時点までの時間を表したもので、最も一般的な年齢の数え方です。
例えば、2000年に生まれ、2018年に誕生日を迎える人は18歳ということになります。
対する「数え年」とは、生まれた時点の年齢を1歳とし、それ以後は元日のたびに1歳を加算して歳を数える方法です。
数え年では、その年の誕生日を迎えていない人は「満年齢+2歳」、迎えている人は「満年齢+1歳」で数えるため、少し複雑といえるでしょう。
2026年に白寿を迎える方は、満年齢でお祝いする場合1927年(昭和2年) 、数え年では1928年(昭和3年)です。
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白寿の風習、色は?
長寿祝いは還暦や古希をはじめ、喜寿や傘寿、米寿など人生の節目ごとに行われ、日本の伝統文化として受け継がれてきました。
その中でも白寿は99歳を祝う特別なお祝いで、家族や親族が集まり、これまでの人生への感謝と今後の健康・長寿を願って食事会や記念品を贈るのが一般的です。
白寿のテーマカラーは、その名の通り「白」です。「百」という漢字から「一」を取ると「白」になり、「100-1=99」を表すことが由来とされています。また、白は清らかさや神聖さを象徴する色でもあり、白寿のお祝いにふさわしい色として親しまれています。
そのため、白いちゃんちゃんこや帽子、座布団を身に着ける風習があり、記念写真でも白寿らしい雰囲気を演出できます。
近年では、必ずしもちゃんちゃんこを用意する必要はなく、ご本人の体調や希望を優先することが大切です。
白を基調とした花や贈り物、ラッピング、メッセージカードを取り入れるだけでも、白寿らしいお祝いになります。
形式にこだわるのではなく、ご本人が安心して笑顔で過ごせる時間を家族と共有することが、心に残る白寿祝いにつながるでしょう。
白寿祝いにおすすめのプレゼント5選
白寿のお祝いには、ご本人のこれまでの人生に感謝を伝え、これからも健やかに過ごしてほしいという願いを込めた贈り物を選びたいものです。
99歳というご高齢では、高価な品物よりも、日常を少し豊かにしたり、思い出に残ったりするプレゼントの方が喜ばれることも少なくありません。また、ご本人の体調や生活スタイルに合わせて、無理なく使えるものや、ご家族と一緒に楽しめるものを選ぶことも大切です。
ここでは、白寿祝いに人気の定番ギフトから、記念として長く残せる贈り物まで、感謝の気持ちを伝えられるおすすめのプレゼントを5つご紹介します。贈る相手の笑顔を思い浮かべながら、白寿という特別な節目にふさわしい一品を見つけてみてください。
1)花・花束

花は場を華やかに彩り、写真にも残りやすい贈り物です。言葉では伝えきれない感謝や祝福の気持ちを表現できるため、白寿祝いの定番ギフトとして親しまれています。
白いユリやバラは上品で華やかな印象があり、白寿らしい特別感を演出できます。また、胡蝶蘭は「幸福が飛んでくる」という縁起の良い花言葉を持ち、格式のある贈り物として人気があります。
見た目にも高級感があり、大切な節目のお祝いにぴったりです。
一方で、99歳というご年齢では、手入れが負担になる場合もあります。そのような場合は、水やり不要で美しさが長持ちするプリザーブドフラワーもおすすめです。
白を基調としたアレンジメントも多く、インテリアとして気軽に飾れます。
花を選ぶ際は、香りや花粉、置き場所にも配慮し、ご本人が普段過ごす部屋に飾りやすいサイズを選びましょう。ご家族が水替えなどを手伝えると、最後まで安心して楽しんでいただけます。
2)お誕生日新聞

「お誕生日新聞」とは、「大切な方へ生まれた日の新聞を贈る」をコンセプトにした、大変めずらしいギフトショップ。
白寿の方の生まれた99年前の新聞も取り揃えておりますので、特別な白寿祝いにぴったりの贈りものです。
当時の紙面から伝わる時代の息吹に、おじいちゃん、おばあちゃんの今まで歩まれてきた99年という激動の人生の重みを感じ、非常に感銘を受けたと大変喜ばれております。
・こんな昔の新聞があるなんて驚いていた
・お祝い会の場が大変盛り上がった
・感動した
・参加者も欲しがっていた
・製本の厚さ、重さに人生の重みを感じた
・家に帰ってゆっくり読みたいと言ってくれた
白寿祝いのご本人の生まれた日やご結婚された日の新聞を囲んで、今まで生きてきたこの99年間という長い年月を振り返ってみませんか?
きっと思い出話に花が咲いて、皆様にとって素晴らしいひと時になるでしょう。
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3)フォトブック・フォトアルバム

これまでの人生の思い出の写真を集めて、一冊の「フォトブック」にまとめプレゼントしてみませんか?
99年分の写真ともなるとかなりの量になるので、人生の節目の年代から選ぶなどページ数によって写真の枚数を考慮しましょう。
写真屋さんなどでは、フォトブックの制作を受け付けていることが多く、インターネットから簡単に注文できるものも多いようです。
また、きちんと製本されたフォトブックではなく、お孫さんやひ孫さんたちの手作りのアルバムなどもオススメです。
かわいいお孫さんたちからのプレゼントは、きっとおじいちゃん、おばあちゃんにとって忘れられない素敵な白寿祝いになることでしょう。
4)湯のみ・グラス

健康にも良いとされる日本茶や白湯を飲んだり…。毎日使う湯呑みだからこそ、こだわりたいもの。
白寿のお祝いには、毎日使えて実用的な湯のみやグラスをプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
有名な有田焼や白山陶器などの湯のみは、白寿祝いの特別感がでて喜ばれることと思います。伝統工芸品の江戸切子などのグラスは、縁起の良い模様を取り入れているものもあり、お祝いの贈り物に最適です。
ただ、長年おじいちゃん、おばあちゃんが愛用されている湯のみは、使い慣れていてとても愛着があるかと思います。
素材やサイズ、重さなども考慮しながら、なるべく現在愛用しているものに近いものを贈ると、違和感なく使っていただけることでしょう。
また、名入れや記念日を刻印できる商品を選べば、世界に一つだけの記念品となり、白寿の思い出として長く大切にしてもらえます。
5)健康グッズ・マッサージ器

健康を気遣うアイテムは、白寿祝いの気持ちが伝わりやすいジャンルです。
ご高齢の方でも手軽に使える健康グッズやマッサージグッズは人気があります。
大型のマッサージチェアは高額で設置場所も必要ですが、ハンドマッサージャーや指圧器であれば比較的手頃な価格で購入でき、自宅で気軽に体のケアができます。
そのほか、血圧計や歩数計、首や肩を支える枕、塩分測定器、低周波治療器なども、日々の健康管理に役立つプレゼントとしておすすめです。
選定基準としては、刺激が強すぎないこと、安全性が高いこと、操作が簡単なことが重要です。電源の入切が分かりやすい、ボタンが少ない、誤操作しにくいといった設計なら、99歳の方でも安心して使いやすくなります。
また、軽量で持ち運びしやすいものを選ぶと、ご本人の負担も軽減できます。
お祝い金額(ご祝儀)の相場は?

白寿祝いの金額相場は、贈る相手との関係性や、お祝いの内容によって異なります。
一般的には、両親へは2万〜5万円、祖父母へは1万〜3万円、親戚や知人へは5千〜1万円程度が目安とされています。
食事会を開く場合は、その費用も含めて予算を考えるとよいでしょう。
相場で意識したいのは、高額すぎる贈り物はかえって相手に気を遣わせてしまう場合があることです。白寿を迎える方の中には、お返し(内祝い)を気にされる方もいるため、感謝の気持ちが伝わる無理のない金額を選ぶことが大切です。
また、高価なプレゼントを贈りたい場合は、兄弟姉妹や親族で費用を出し合って共同購入するのもおすすめです。
一人あたりの負担を抑えながら、品質の良い記念品を贈ることができます。
事前に家族で予算や贈り物について相談しておけば、重複を防げるだけでなく、相手にも余計な負担をかけず、心のこもった白寿祝いになるでしょう。
白寿のお祝いマナーや注意点は?
白寿のお祝いをするとき、いくつか気を付けておきたいポイントをご紹介します。

99歳ともなれば、体力が衰え、健康状態がすぐれないという人も多いと思います。
白寿のお祝い会を開催する場合は、以下のことに配慮すると良いでしょう。
・白寿を迎えられる方の体調を一番に考慮し、体に負担のないプランする
・気候の良い季節の日中にしたり、開催の時期も考慮する
・お祝い会の時間は、長くても2時間から2時間30分程度の適度な長さで調整する
ご本人が自宅、または老人ホームのような施設でお祝いすることを希望される場合、お食事のメニューや飲み物、お酒の種類なども参加される方の好みを取り入れつつ用意したいですね。
また、白寿祝いのような長寿祝いに縁起が悪いとされる贈りもの、たとえば、お茶(弔事に使われたりする)や、くし(苦や死を連想させる)、ハンカチ(手切れの意味がある)は一般的にタブーとされています。
感謝の思いを綴った手紙やメッセージを添えて…

白寿を迎える年になると、欲しいものは大体なんでも揃っていて、物欲はあまりない方も多いかと思います。
ご家族、ご親戚のみなさまでお祝いする場合、贈り物も素敵ですが、この先も元気に百寿、皇寿を迎えられますように、いつまでも元気で長生きしてほしいという思いを手紙やメッセージで伝えましょう。
また、お祝い会や電話などで書いた手紙を直接読んであげると大変喜んでもらえます。
どんなメッセージを添えればいいのかお悩みの方は、ぜひ下記ページを参考にしてみてください。
白寿(99歳)のお祝いに喜ばれるメッセージ文例集 >

コミュニケーションマナー講師
EXSIA代表 松原奈緒美
マナー・コミュニケーション領域の専門家。研修や講演の年間登壇150本。これまでの受講者延べ人数は35,000名を超える。NPO法人日本サービスマナー協会 ゼネラルマネージャー講師としてプロ講師の育成も行う。著書に「新しい生活様式・働き方対応ビジネスマナー100」新日本法規出版がある。メディアでも活躍。テレビ、雑誌、ウェブ媒体などにも多数出演する。
Web:EXSIA(エクシア)
YouTube:EXSIA 松原奈緒美
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