今年2023年の節分は23

実は「節分」は年に4回あります

本来「節分」というのは季節を分けるという意味で

「立春・立夏・立秋・立冬」の前日のことをいいます

現在、大々的なイベントとして残っているのが

立春の前日の「節分」となります

 

立春の「節分」は、稀に22日や4日になる年もあり、

23日以外が節分になったのは近年では2021

これは1984年以来37年ぶり(1984年は24日が節分)

22日になるのは1897年以来124年ぶりでした

 

これは4年に1度のうるう年と関係があり

4年ごとに1日増やしたうるう年を設定することでズレが生じ

立春の日付が前後するとのこと

 

今後の節分はしばらく、うるう年の翌年は22日となり

次回のうるう年は2024年なので、2025年の節分は22日となります

 

なぜ豆をまくのか?

節分の豆まきは、中国の追儺(ついな)と呼ばれる

疫病などをもたらす鬼を追い払う行事に由来しているといわれています

 

日本では古来より、米・麦・ひえ・あわ・大豆などの五穀をまいて

邪気を払ったり、清めたりする習慣がありました

また、毘沙門天のお告げによって大豆を鬼の目に投げつけたところ

鬼を退治できたとの話が残っており

「魔の目(魔の目=まめ)」に豆を投げつけて

「魔を滅する(魔滅=まめ)」にも通じるとのことです

 

豆まきは、鬼を外へ払い福を家内へ呼び込むことが目的

病気や不幸といった災いを招くのが「鬼」と考えられており

邪気を払う意味で豆をまきます

 

節分に食べる縁起物といえば?

恵方巻

「恵方巻」は関西を中心に食べられていましたが

今では全国に定着していますよね

1本巻きの恵方巻をその年の縁起が良い方角に向かって

無言で1本食べきるのが昔からの習わし

この「無言」というのは「話すと運が逃げる」と考えられていたため

ちなみに今年の恵方は「南南東のやや南」です!

 

けんちん汁

年間を通して食べられるかと思いますが

主に関東の一部地域では節分にも食べるようです

 七福神の恵比寿様を祀って商売繁盛を願う「えびす講」や

「初午」などの冬の行事で冷えた身体をあたためる為に振舞われており

寒い時期の節分でも食べるようになったと考えられています

 

イワシ

無病息災を願い節分にイワシを食べるというのは

「柊鰯」という主に西日本に伝わる風習からとされ

焼いたイワシの頭をヒイラギの枝に刺したものを玄関先に飾るというもの

 イワシとヒイラギを使う理由は

鬼が「焼いたイワシのニオイ」や「トゲのように尖ったヒイラギの葉」を

嫌うと考えられていたためとのことです

 

こんにゃく

四国地方ではこんにゃくを食べる風習があります

こんにゃくは別名「砂おろし」とも言われ

食物繊維が豊富で胃や腸の中をきれいにする働きがあり

体内の毒素を排出するとともに「厄を払おう」という意味があるようです

 

他にも地域によって節分に食べられているものは色々とありますが

「厄払い」「福を招く」という思いは一緒!

今年も健康に過ごせるよう節分で無病息災を願いましょう!!