お誕生日新聞ができるまで
お誕生日新聞のデータができるまでをご紹介します。
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①新聞の原本を入手
新聞社より新聞の原本(オリジナル)を入手します。
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②撮影の下準備
古い新聞は100年以上前のものになるため、状態の悪い原本が多く存在します。
状態が悪い原本は、1ページずつ手作業でアイロン掛けを行い、しわや折れの除去を行い可能な限り元の状態へ復元させます。
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③新聞の原本を撮影
原本の写真撮影を1ページずつ行います。
撮影の際、目視により原本の状態を見極め、ムラがないように注意を払います。
一枚ずつ状態の異なる原本を見極め、撮影する工程には、熟練の技術と感性が必要になります。
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④現像する
撮影した写真を現像します。
現像に使用する現像液、定着液、ハイポ・クリーニング液等の液温に注意し、ハウスダストの無い環境でフィルムを乾燥させます。
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⑤フィルムの検査
フィルムに汚れ、不具合がないか目視で検査を行います。
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⑥フィルムをスキャニング
撮影した新聞(マイクロフィルム)を一枚ずつスキャニングし、デジタルデータに変換し保存します。
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⑦デジタル加工処理
デジタルデータに変換した新聞画像の補正を行います。補正の際、画像のズレはもちろん、画像の汚れなどの除去を行います。
原本の状態により汚れが除去しきれない新聞データもありますが、撮影時の不具合などにより、改善が可能と判断された場合は②の作業からやり直します。
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⑧データの整理
出来上がった膨大な新聞データにインデックス(名前)を付け、システム的に検索ができるようにします。
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⑨フィルムの保存
マイクロフィルムとデジタルデータをそれぞれ厳重な環境下にて保管します。
※写真の提供元:株式会社ニチマイ様(FDOS;富士通パートナーズ デザイ二ング オープン ソリューションズ協会 会員)