卒寿のお祝いで気をつけたいNG事項と避けるべきNGプレゼントを徹底解説!
最終更新日:2025年1月14日
卒寿(そつじゅ)は、90歳という長寿をお祝いする大切な節目です。せっかくのお祝いですから、贈る側も贈られる側も心温まるひとときを過ごしたいもの。しかし、よかれと思って選んだ贈り物や言動が、かえって相手を不快にさせてしまうこともあります。
この記事では、卒寿のお祝いにおけるNG行為と注意点を徹底解説。プレゼント選びからメッセージ、お祝いの場でのマナーまで、卒寿のお祝いを成功させるための情報をご紹介します。
目 次
卒寿とは?その意味と由来
卒寿(そつじゅ)は、数え年で91歳(満年齢で90歳)を迎えた長寿を祝う日本の伝統的な行事で、「卒」の略字「卆」が「九十」と似ていることに由来します。この節目は、人生の豊かさと長生きを讃える大切な機会であり、テーマカラーは古くから高貴な色とされる紫色です。
還暦(60歳)、喜寿(77歳)、米寿(88歳)など他の長寿祝いと同様に、卒寿では家族や親しい人々が集まり、食事会を催したり、プレゼントや記念品を贈るなどで感謝と敬意を伝えます。
おすすめページ
卒寿のお祝いで避けるべきNGプレゼント
以下のような品物は、卒寿のお祝いには不向きとされています。
縁起が悪いとされるアイテム
・白い花(菊など)や白いハンカチ
葬儀や弔辞の場でよく使用される白い花や白いハンカチは、不幸や悲しみを象徴する色として認識されています。特に菊は仏花として用いられることが多いため、注意が必要です。白いハンカチも「涙を拭う」ことを連想させるため、避けるべきとされています。
・「老い」を連想させる補助用品や介護用品
杖や老眼鏡、補聴器、介護用品などは、実用的なアイテムではありますが、卒寿祝いにおいては「年寄り扱いされている」と感じさせる可能性があるため避けたほうが良いでしょう。ただし、本人が具体的に希望している場合は、配慮の上で贈ることも選択肢となります。
・櫛(くし)
櫛は「苦(く)」や「死(し)」という不吉な言葉を連想させるため、日本では古くから縁起が悪い贈り物とされています。特に高齢の方への贈り物には、このような言葉遊び的な禁忌にも注意を払うことが大切です。
実用的すぎるものや日用品
・石鹸や洗剤などの消耗品
石鹸や洗剤などの消耗品は、日常生活に欠かせない実用的なアイテムです。そのため、贈る側としては「役立つし、喜ばれるはず」と考えがちです。しかし、たとえ高級なものでも、卒寿という特別な節目には特別感が薄れてしまうことがあります。日常を離れた、心に残る特別な贈り物を選びましょう。
・タオル・ハンカチなどの日用品
タオルやハンカチは定番ですが、普段使いの品では物足りない印象を与えます。一般的なタオルや量販店のハンカチではなく、高級ブランドや肌触りの良い素材のもの、名入れ刺繍や卒寿のテーマカラーである紫色を取り入れるなど工夫が必要です。
・下着・靴下などの衣料品
下着や靴下は、好みやサイズが分からなければ喜んでもらえない可能性が高いです。素材や好みを考慮せずに選んでしまうと、せっかく贈っても使ってもらえないということも考えられます。また、相手によっては失礼にあたる場合もあるため、避けた方が無難です。
高価すぎるもの
・高額な現金や商品券
卒寿のお祝いには、思い出に残る品物を選んでみてはいかがでしょうか。現金や商品券は便利ではありますが、お祝いの気持ちを形として表すには、少し物足りないと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。また、金額によっては、お相手の方に気を遣わせてしまうことも考えられます。
・過度に高価すぎる贈り物
あまりにも高額な贈り物は、お相手に過度な負担を感じさせてしまう可能性があります。お相手との関係性や、現在の状況などを考慮し、無理のない範囲で、適切な相場感の贈り物を選ぶように心がけましょう。複数人で出し合って贈るのも、相手に気を遣わせずに済む、良い方法です。
卒寿祝いで避けたい表現とマナー
避けるべき言葉や表現
卒寿祝いでは、ネガティブなイメージを与える「タブー」とされる言葉を避けましょう。例えば「老い」や「死」を連想させる表現はNGです。また、「まだ元気でいられる」「お疲れ様」といった言葉は、本人に失礼に感じられる可能性があります。
さらに、贈り物に添える「メッセージカード」や「表書き」でも同様の配慮が必要です。「縁起」や「人生の節目」を意識した表現を心がけ、言葉選びに慎重になることが円滑なお祝いを実現するポイントです。
簡潔で心温まる言葉選び
簡潔ながらも心温まる言葉選びを意識することが、卒寿祝いの成功のポイントです。「感謝」「健康」「特別感」といったキーワードを盛り込みながら、相手の人生を尊重するメッセージを贈りましょう。
具体例としては、「卒寿のお祝いを心よりお祝い申し上げます。これからもご健康で幸せな日々をお過ごしください」「人生の節目となるこの日を、家族一同で心からお祝いできることに感謝します」といった表現が適切です。卒寿祝いのメッセージは、相手の気持ちを第一に考え、シンプルながらも思いやりのある言葉で綴ることが重要です。
金額やプレゼント相場のマナー
卒寿祝いのプレゼント選びでは、金額も重要です。相場は家族・親族で1万円~3万円、友人・知人で5,000円~1万円程度が一般的ですが、関係性や地域の習慣で異なる場合もありますので、周囲と相談するのが良いでしょう。
目上の方への贈り物では、金額以上に「特別感」が重要です。胡蝶蘭のお花やプリザーブドフラワーなどのフラワーギフトや、紫色のちゃんちゃんこなどが定番ですが、実用的で上質なアイテムも喜ばれるようです。贈り物には「御祝」や「寿」などのしを添えましょう。相手への敬意を示すことで、卒寿祝いがより心温まるものになります。
卒寿祝いの場での注意点と心遣い
食事会でのメニュー選びの配慮
高齢になると噛む力や飲み込む力が弱くなっている場合が多いため、硬いものや大きすぎる食材は避け、柔らかく食べやすい料理を選びましょう。例えば、煮物や茶碗蒸し、魚の煮付け、柔らかいお肉料理などが適しています。
また、薄味で消化の良いものを選ぶことも重要です。アレルギーや持病など、食事制限がある場合は、事前に確認し、個別にメニューを調整するなどの配慮も必要です。
お祝いの場を盛り上げるアイデア
写真やビデオで綴るスライドショーやアルバムは、卒寿のお祝いをかけがえのない時間に変えるでしょう。懐かしい笑顔や風景が蘇ることで、感動が広がり、心温まるひとときとなります。幼い頃の愛らしい姿、晴れやかな結婚式の写真、家族と過ごした大切な日々…そんな思い出を集めたスライドショーは、きっと最高のプレゼントになるはずです。
また、家族や親戚、友人からの寄せ書きやビデオメッセージも、心からの祝福を伝える素晴らしい贈り物です。
卒寿を祝うために心がけたいポイント
卒寿のお祝いは、人生の大きな節目を迎える方を心からお祝いする大切な機会です。そのお祝いをより心温まるものにするためには、何よりも相手を思いやる気持ちを大切にすることが重要です。主役である卒寿を迎える方の気持ちを最優先に考え、心身への負担をかけないような準備を心がけましょう。
盛大なお祝いも喜ばしいですが、ご本人の体調や意向を尊重し、シンプルながらも温かい形式で、心に残るお祝いを実現することが大切です。
お祝いメッセージのマナーと注意点
お祝いの言葉を選ぶ際は、死、病気、別れなどの縁起の悪い言葉(忌み言葉)を使わないのは当然のこととして、日頃の感謝の気持ちや、相手の健康を心から願う言葉を添えましょう。
言葉は簡潔で温かく、相手への敬意と深い思いやりが伝わるように心がけることが大切です。相手への気遣いが伝わる言葉を使うことで、心に残るお祝いとなり、その後の良好な関係につながります。
卒寿お祝いのメッセージ例
「(おじいちゃん/おばあちゃん)、卒寿おめでとう!これからも元気でいてね。」
「祝卒寿 心からお祝い申し上げます。いつまでもお元気でいてください。」
「卒寿おめでとうございます!人生の大先輩、これからも私たちを導いてください!」
「祝・90歳、卒寿を迎えられたことを心よりお祝い申し上げます。」
「卒寿おめでとうございます。いつまでもお元気で、楽しい毎日を送られますように。」
卒寿(90歳)のお祝いに喜ばれるメッセージ文例集を多数ご紹介! >
卒寿祝いに会話が弾む、思い出ギフト「お誕生日新聞」
お誕生日新聞は、生まれた日や結婚記念日など、大切な日の新聞を贈るユニークなギフトです。当時のニュースや社会の出来事を振り返ることで、家族や友人と共に過ごした思い出が鮮やかに蘇り、自然と会話が弾む贈り物として人気があります。
さらに、名入れをすることで、世界に一つだけの、特別な卒寿の贈り物になります。90年の人生を刻む大切な節目だからこそ、心からの想いを込めた特別なプレゼントを贈りませんか。たくさんの方に「贈ってよかった!」と喜ばれている、心温まる贈り物です。
思いやりが伝わる、心に残るプレゼント
贈る相手の誕生日を調べ、その特別な日を形にして贈るという気遣いは、何よりも相手への思いやりを感じさせます。「自分のためにここまで考えてくれた」という特別な想いが伝わり、受け取る方に深い感動を与えることでしょう。
また、このような配慮は単なる贈り物以上の価値を生み出し、卒寿祝いの贈り物としても大変喜ばれます。細やかな心遣いがこもったギフトは、相手の記憶に長く残る特別なプレゼントとなるはずです。
人生を振り返る、心温まるひとときを贈る
お誕生日新聞は、その時代の出来事やニュースを通じて懐かしい記憶を呼び起こし、卒寿を迎える方に人生を振り返る感慨深いひとときを届けます。また、掲載された記事や広告をきっかけに家族や友人との会話が広がり、笑顔溢れる温かな時間を演出します。
おじいちゃん、おばあちゃんからお父さん、お母さん、さらにお孫さんまで、世代を超えた交流や家族の絆を深める贈り物として、卒寿祝いにふさわしい特別なギフトです。
名入れギフトで、特別感を演出
名前やメッセージが刻まれたギフトは、「あなたのために選んだ」という特別な想いや、「いつもありがとう」の感謝の気持ちを、言葉では伝えきれないほど深く、温かく伝えることができます。
お誕生日新聞は、名入れ商品も取り揃えており、プレゼントに特別な感動と喜びを添えます。それは単なる品物ではなく、贈る相手のためだけに用意された、世界に一つだけの、心に残る贈り物となるでしょう。
<長寿祝い別 人気商品ランキング>
還暦(60歳) | 緑寿(66歳) | 古希(70歳) | 喜寿(77歳) |
傘寿(80歳) | 米寿(88歳) | 卒寿(90歳) | 白寿(99歳) |
百寿・紀寿(100歳) | 皇寿(111歳) | 大還暦(120歳) |