古希のお祝い(70歳)に喜ばれるプレゼントや風習、マナーなどお役立ち情報満載!
最終更新日:2024年8月14日
古希祝いとは、70歳を迎えた方へのご長寿祝いのことです。
人生で一度の大切な古希祝い。
それだけに、お祝いのタイミングはいつ?祝い方に何か決まり事はあるの?古希祝いにぴったりのプレゼントはなに?などなど…あれこれ悩まれる方も多いかと思います。
ここでは、コミュニケーションマナーのスペシャリスト、松原奈緒美先生監修のもと、古希祝いプレゼントの選び方、由来や風習・気を付けたいマナー、プレゼント価格の相場などをご紹介します。
コミュニケーションマナー講師
EXSIA代表 松原奈緒美
マナー・コミュニケーション領域の専門家。研修や講演の年間登壇150本。これまでの受講者延べ人数は35,000名を超える。NPO法人日本サービスマナー協会 ゼネラルマネージャー講師としてプロ講師の育成も行う。著書に「新しい生活様式・働き方対応ビジネスマナー100」新日本法規出版がある。メディアでも活躍。テレビ、雑誌、ウェブ媒体などにも多数出演する。
Web:EXSIA(エクシア)
YouTube:EXSIA 松原奈緒美
目 次
「古希」とは?
古希(古稀)は「こき」と読み、70歳の誕生日をお祝いする長寿祝いです。
近年は、平均寿命も延びてきたため、古希からが一般的な「長寿祝い」として扱われる事が多いようです。
「古希」の由来は?
古希(古稀)祝いの由来は、唐の時代、6世紀に実在した中国の詩人・杜甫(とほ)の詩句『曲江詩(きょっこう)』にあります。
詩句にある「人生七十古来稀」という一節から、当時は70歳まで生きることは大変珍しかったことがわかります。
今でこそ日本人の平均寿命は男女ともに70歳をこえていますが、当時は短命だったようですね。
諸説ありますが、この詩句は一般人に教養や学問が浸透した江戸時代に日本でも知られるようになり、長寿祝いの習慣が根付くようになったとも言われています。
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「古希」の色は?
古希祝いのテーマカラーは「紫色」です。
紫色は高貴で優雅な色として扱われており、70歳の古希を迎えた方への敬意を払い、お祝いで用いられるようになったと言われています。
男性女性問わず人気の色なので、古希祝いのプレゼント選びの際は紫色と取り入れるのがおすすめです。
「古希」の風習や習わしは?
古希は漢詩に由来しているためか、地域の風土に結び付いた風習はあまり見られません。
一般的には、お祝いの席としてレストランや料亭などで食事会やパーティーを開いたりしてお祝いする人が多いようです。
2024年古希を迎えるのは何年生まれの人?
2024年に古希を迎えるのは、西暦(昭和)何年の人なのでしょうか?満年齢と数え年の違いとあわせて確認しましょう。
満年齢と数え年
満年齢とは生まれた年を0年(0歳)とし、現時点までの時間を表したもので、最も一般的な年齢の数え方です。
例えば、2000年に生まれ、2019年に誕生日を迎える人は19歳ということになります。
対する数え年とは、生まれた時点の年齢を1歳とし、それ以後は元日のたびに1歳を加算して歳を数える方法です。
数え年では、その年の誕生日を迎えていない人は「満年齢+2歳」、迎えている人は「満年齢+1歳」で数えるため、少し複雑といえるでしょう。
2024年に古希を迎える方は、満年齢でお祝いする場合1954年(昭和29年) 、数え年では1955年(昭和30年)です。
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お祝いする時期は、満年齢?数え年?
古希祝いは、数え年で行うのがしきたりでしたが、現代では数え年のなじみが薄くなっていることから、満年齢でお祝いする人が増えてきていますね。
どちらが間違いということもありませんので、ご本人や家族の意向、地域の風習に従って決めることをおすすめします。
古希祝いのプレゼント選び方
古希のテーマカラーで選ぶ
古希は「紫」がテーマカラーとされています。上品で高貴な色でもある紫色のプレゼント、またはワンポイントで紫色が入っているアイテムなどを贈ってお祝いしましょう。
60歳のお祝い「還暦祝い」で定番の赤いちゃんちゃんこ同様、「古希祝い」では紫色のちゃんちゃんこを用意するとさらに「古希感」が増しますね。
特別感のある希少価値の高いものを選ぶ
70歳の古希のお祝いは、誕生日や敬老の日など毎年やってくるお祝いと違った「人生の節目のお祝い」です。この為、古希祝いの記念になるプレゼントを贈りたいものです。
その方だけに…。という意味でも「名前」や「メッセージ」入りの世界でひとつだけのオーダーメイト商品を贈ると、特別感を演出できるのでおすすめです。
長く楽しめるものを選ぶ
節目のお祝いは、毎年の誕生日とは少し意味合いが異なります。
これから先の人生でふと振り返りたくなる。そんな「古希祝い」にするために…。
ずっと手元に置いておいて長く楽しめるものをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
プレゼントの予算、金額の相場は?
プレゼント金額の相場は相手との関係にもよりますが、両親のお祝いであれば1~5万円、祖父母であれば1~3万円、その他の関係でしたら5,000~2万円が相場です。
品物でも、現金を贈る場合でも、ご兄弟やご親戚と予算はあらかじめ確認しておくといいでしょう。
古希祝いにおすすめ!厳選ギフト3選
1:フラワーギフト
お祝い事にはかかせない、華やかなお花。
古希祝いのテーマカラーの「紫色」のお花をメインしたフラワーアレンジメントがおすすめです。
紫色のバラの花言葉は「気品」「尊敬」なので、古希祝いにびったり。
また、最近は手間がかからず種類も豊富で、美しい状態が長持ちする「プリザーブドフラワー」も人気のようです。
2:お誕生日新聞
「お誕生日新聞」とは、誕生日や結婚記念日など…その方にとって特別な日に発行された新聞を贈ることのできる、オンライン注文限定のギフトショップです。
特にこちらの「記念日セット」は、生まれた日から毎年の誕生日に発行された新聞を、豪華な上製本に仕立てた高級感のある商品です。
製本の表紙には金の箔押しで名入れが可能。国産の桐箱とちりめん風呂敷に包まれてお届けする、スペシャルな一品。
○昔の新聞を贈るというアイデアにみんな驚いていた
○お祝い会の場が大変盛り上がった
○父の生きてきた時代を垣間見たようで感動した
○本人も勿論、お祝いに集まった親族も感動し、素敵な思い出ができた
○製本の厚さ、重さに人生の重みを感じた
○名前入りで特別感のあるプレゼント
○毎日少しづつ読めて、何度も何度も読み返すことが出来ると大喜びしてくれた
など、古希祝いの特別なプレゼントや記念品にぴったりです。
当時の紙面から伝わる時代の息吹に、おじいちゃん、おばあちゃんの今まで歩まれてきた70年という長い激動の人生の重みを感じ、非常に感銘を受けたと大変喜ばれております。
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3:旅行
気候の良い季節に、ご家族と一緒に旅先で古希祝いをするのも素敵ですね。
日頃から行ってみたいと思っていた場所でも良いですし、無理のできない方や、小さいお孫さんのいる場合などは、遠方でなく近場でも良いと思います。
モノより思い出派…の方は特におすすめの「旅行」のプレゼント。
ご家族とみんなでにぎやかに古希祝いをしたことは、古希祝いのご本人はもちろん、ご家族皆様にとってきっと思い出深いものになるでしょう。
その際は、ぜひ集合写真をお忘れなく…。
古希のお祝いのマナーや気を付けたいこと
ここでは、古希のお祝いのマナーや注意点を紹介します。
古希を迎えてもまだまだ「若い」
古希は長寿(賀寿)のお祝いですが現代の70歳はまだまだお若く元気な方が多く、平均年齢が高まっている現在にやたらとお年寄り扱いされることを快く思わない人もいます。
古希祝いを人生のセカンドステージとして、新しい門出を祝福する気持ちでお祝いしましょう。
誕生日祝いと古希祝いは別でお祝いした方が良い?
古希祝いと誕生日祝いを別々に行うべきか悩みどころですが、古希祝いと誕生日祝いをかねてお祝いしている方がほとんどのようです。
もちろん、お祝いのプレゼント・贈り物も古希祝いと誕生日祝いで分ける必要もありません。
また、古希祝いは70歳の誕生日までに行うのが一般的とされています。
どうしても誕生日を過ぎてしまいそうなときには、事前にお詫びの一言を添えるのがマナーです。
贈るとかえって失礼になってしまうものは?
心がこもった贈り物であれば、何でも喜んでもらえそうですが、「死」を連想させるくし(苦・死)やハンカチ(手布→てぎれ→別れを連想する)は縁起が悪いので避けた方がいいでしょう。
また贈り物は相手を思いやるのがマナー。「老い」を連想させるもの、例えば老眼鏡などの贈り物は注意が必要です。
お酒やケーキやあんこなどのスイーツは、健康上の理由などで控えているケースもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
古希のお祝いには、手紙やメッセージを贈ろう!
プレゼントや古希祝いにはぜひ、これまでの感謝の気持ちと労いの言葉を添えましょう。
まとまった文章でなくても、文字が綺麗でなくてもまったく問題ありません。あらためて文字で綴る感謝のメッセージは、もらった方の心に響くものです。
またお孫さんから大好きなおじいちゃん、おばあちゃんへ「大好き」という気持ちを込めて、かわいい似顔絵を添えて贈るものおすすめです。
でも、どんなことを書いたら良いかわからないとお悩みの方は、メッセージ例文を多数掲載したメッセージ文例集をぜひご覧ください。
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古希祝いの次は…何歳でなんというお祝い?
古希祝い(70歳)の次は、喜寿祝い(きじゅ・77歳)、傘寿祝い(さんじゅ・80歳)、米寿祝い(べいじゅ・88歳)…と続きます。
いつまでも元気で長生きしてくれることを願い、一つ一つのお祝いに感謝して祝いたいものですね。
<長寿祝いの一覧>
還暦(60歳) | 緑寿(66歳) | 古希(70歳) | 喜寿(77歳) |
傘寿(80歳) | 米寿(88歳) | 卒寿(90歳) | 白寿(99歳) |
百寿・紀寿(100歳) | 皇寿(111歳) | 大還暦(120歳) |