【年齢別】長寿のお祝いの方法と祝いの日を楽しむ過ごし方
最終更新日:2021年1月12日
各長寿のお祝いの方法やお祝いの日を楽しむ過ごし方について、具体的に見ていきましょう。
目 次
長寿はどうやってお祝いするの?
「長寿祝い」と言えば、昔はご本人やその家族が主催者となってお客様を招いていました。
現在では、ご本人のお子さまやお孫さんがお祝いの会を開き、「主役」としてご本人を招待することが一般的です。
また、「還暦のお祝いに赤いちゃんちゃんこを贈る」など、そのお祝いの意味やお祝いの色にちなんだ物を贈る風習があります。
【還暦(かんれき)】
61歳(満60歳)の長寿祝いです。
十二支と十干(じっかん)を組み合わせると、ちょうど60年で干支が一回りし、61歳で生まれ年の干支に戻ることから、「こよみ(暦)が還る」という意味で還暦と呼ばれています。
還暦のお祝いに赤い物を贈るのは、年が巡って赤子にかえるためです。
また、赤は魔除けの色でもあり、厄除けの意味も込められています。
【古稀・古希(こき)】
70歳の長寿祝いで、古稀とは「めったにないほどの長生き」という意味です。
これは、唐の詩人であった杜甫が詠んだ、「人生七十年古来稀なり」に由来するとされています。
古稀を迎えた方には、尊敬の念を込めて、高貴な色だとされる紫色の物を贈ります。
【喜寿(きじゅ)】
77歳の長寿祝いで、「喜」の字を草書体で書くと「七十七」と読めることが由来です。
喜寿にも紫色の物を贈りますが、地方によっては紺色の物を贈るところもあるようです。
【傘寿(さんじゅ)】
80歳の長寿祝いで、「傘」の字を略した中国の漢字が「八十」と読めることが由来です。
傘寿には、黄色の物を贈ります。
【米寿(べいじゅ)】
88歳の長寿祝いで、日本文化には古くからお米が関わっていることや、「末広がり」で縁起が良いとされる8の数字が2つ重なっていることから、大変めでたい歳だとされています。
米寿には、米色にちなんだ黄色や金色、金茶色の物を贈ります。
【卒寿(そつじゅ)】
90歳の長寿祝いで、米寿の2年後ということもあって盛大に祝われることは少ないようです。
卒寿には、紫色や黄色、金色の物を贈ってお祝いします。
【白寿(はくじゅ)】
99歳の長寿祝いで、「百」から漢字の一を引くと「白」になることがその由来です。
白寿の名前にちなみ、白色の物を贈ります。
【百寿(ひゃくじゅ)】
100歳の長寿祝いです。
100年が一世紀であることから、「紀寿(きじゅ)」と呼ばれることもあります。
白寿と同じく白色の物や、百が「もも」とも読めることから、桃色の物を贈ることもあります。
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お祝いの日を楽しむ過ごし方
長寿祝いの贈り物については、祝いの由来にちなんだ色の贈り物をすることが多いというだけで、特に決まり事があるわけではありません。
ご本人の趣味に合わせて、喜ばれる色を選んでも良いでしょう。
従来は、長寿祝いの贈り物と言えば、ちゃんちゃんこや扇子、座布団、頭巾などが一般的でした。
記念品としてお祝いの色にちなんだちゃんちゃんこなどを贈り、それとは別に、ご本人が喜ぶプレゼントを用意しても良いかもしれませんね。
長寿のお祝いでは、会食の場を設けることも通例となっていますが、寿命が長くなっている現代では、60代や70代と言えばまだまだ現役です。
そのため、昔のように家でお祝いの席を設けるだけではなく、還暦や古稀、喜寿のお祝いでは、外食や旅行を検討されることも良いかと思います。
旅先でご本人に長寿祝いの記念品を身につけてもらって、家族写真を撮れば、素敵な思い出となるでしょう。
ただし、80歳を過ぎると体への負担が気になりますし、「長寿祝いをすると長生きしない」といういわれがあることから、大げさなお祝いを好まない方もいらっしゃいます。
ご本人の体調や気持ちを最優先に、長寿を迎える方とみなさんで、特別な1日を楽しく過ごしていただければと思います。
長寿祝いの風習とマナー
各長寿祝いの歴史やお祝いの方法など、以下のページで紹介しております。ご参考にどうぞ!
<長寿祝いの一覧>
還暦(60歳) | 緑寿(66歳) | 古希(70歳) | 喜寿(77歳) |
傘寿(80歳) | 米寿(88歳) | 卒寿(90歳) | 白寿(99歳) |
百寿・紀寿(100歳) |